「何をしてきたか」よりも
「何をしていくのか」を大事にする会社

富永 征夫
シノケンプロデュース アパート事業本部 営業部 
部長
2016年中途入社 
明治大学 政治経済学部 卒

大学卒業時の起業にはじまり、歓喜も挫折も人一倍経験した富永。その経験のすべてを注ぎ込む大きなチャレンジとして選んだシノケングループで、部署の立ち上げや会社の理念を体現する営業部のマネジメントなど、大変ながらもやりがいの大きな毎日を過ごしている。現状維持に甘んじず「さらに大きく成長して経営に携わりたい」という目標を掲げる富永の、これまでの軌跡とまっすぐに見据える未来に迫る。

「何をしてきたか」よりも「何をしていくのか」をとても大事にしていると感じた
「何をしてきたか」よりも「何をしていくのか」をとても大事にしていると感じた

「何をしてきたか」よりも「何をしていくのか」
をとても大事にしていると感じた

大学在籍中に周りの同級生たちが就職活動を始めるタイミングに、どうしても企業に就職するという道に興味を持つことができなくて、その道を選ばずに自分で事業を始めました。周りの方に恵まれて運よく7年弱続けられたのですが、最後は売上も利益も上げられず、続けることを断念しました。30歳手前で無職というわけにもいかないので、知人の不動産系ベンチャー企業に「上場させるから」と誘われて入社し、約5年働かせてもらったのですが上場するという目標は叶えられませんでした。

その後に財閥系グループの子会社で経営改善に携われる仕事をしたのですが、色々な経験をさせてはもらったものの、大きな組織を変えていく、動かしていくことの大変さを痛感したことと、スピード感に物足りなさを感じていて、もう一度転職をしてバリバリ働きたいと考えていた時に、出会ったのがシノケングループです。

当社が4社目で、転職歴が多めなことと新卒の時に企業に就職しなかったこともあり、自分でも少し変わった経歴だとは思っていたのですが、入社する前の面接で、後に上司となる役員に「好き嫌いが分かれる経歴ですね」と、第一声でズバッと言われて。「(選考に)落ちたか~!」と思ったのですが、「何をしてきたかよりも、これから何をしていくかが大事だよ。」と言っていただき、とても嬉しかったことを覚えています。

また、転職理由の一つが「スピード感のある会社で30代の終わりから40代を全うして更に成長したい」という想いだったので、そのことをお伝えしたら「スピード感なら自信がありますよ」と笑みを浮かべていらしたのが印象に残っています。

ご縁があって内定を頂き、意気揚々と気合を入れて入社したら、追いつくのが大変なくらいなスピード感で(笑)。この話は、中途入社の社員の間では鉄板ネタですね。

個性豊かなメンバーと
「次の時代を担う」「会社を創っていく」という
やりがい

入社して最初のミッションは、営業企画部という新しい部署の立ち上げで、私と派遣社員1名という2名からのスタートだったこともあり、最初の1年間はとにかく無我夢中で業務に取り組みました。

その後、採用活動や他部署からの異動で徐々にチームの規模を拡大していきましたが、なかなかうまくいかず、自身のキャパオーバーとチームビルディングでの苦労が続きました。当時の自分を振り返ると、何とかやり遂げたいという想いが強かったためか、チームのメンバーに対し必要以上に厳しくしてしまっていたと反省しています。

それでもあきらめずに業務を通して信頼関係を構築していき、スタートから3年後の2019年に、成果をあげられる9名の体制を整備できたことは、私にとって非常に大きな経験です。部署の立ち上げは、前職やほかの会社でも経験していましたが、それを遥かに上回る業務量と、チーム形成に時間を要し苦労が多かっただけに「やりがい」は比べものになりませんでした。

チームで困難を乗り越えてきたときに上司から「いいチームになってきた」という言葉をかけられ、さらに部下からも「ネガティブ志向の私がポジティブになれました」と言ってもらえたときに、心から「一生懸命に仕事をやってきてよかったな」と思えました。ただ、「ここからが本当のスタートであり、周りから役に立っていると認めてもらえるよう、さらなる精進をしていこう」と気を引き締め直したことも鮮明に覚えています。

2021年に営業部に異動し部下が一気に増えました。その話を友人・知人に話すと本当にびっくりされますが、社内ではあまり驚きはありません。有名企業に勤める友人から「出世までは、あと3年くらい順番待ちかな」という話を聞いたこともありますが、当社にはそんな年功序列のような考え方はありません。

大切なのは、チャレンジするという覚悟があるかどうか。それは本当に素晴らしい事だと思います。個性豊かなメンバーと「次の時代を担っていく」「会社を創っていく」という「やりがい」を日々感じています。

「きれいごとを堂々と言える」社風こそが、シノケングループの特徴

現在の部署は営業部門なので、もちろん行動としては「アパートを販売すること」なのですが、それはあくまでも、お客様の将来の資産づくりのための手段としてであって、アパートを買っていただく=ゴールではなく、スタート。お客様のことを本気で考えているからこそ「無理におすすめするのではなく、メリットとデメリットを正直にお伝えした上でご判断いただく」というのが会社の姿勢です。常に「お客様の人生をお預かりする覚悟」を持って業務に臨んでいます。

社内には、経営理念はもちろん行動基準や、あるべき姿が示された書籍があり、とても大事にしていることなのですが、そうしたことを全員に落とし込んでいくためにも、「モラル・謙虚・感謝」ということを理解して、自然と体現できる部署にしたいと考えています。

例えば、どんなに売り上げを上げていても、社内外での立ち振る舞いや言動が、シノケングループの社員としてふさわしいものでなければ、ダメだと思います。人としての基本的な人間力を大切にする社風、文化だと思うので、基本的なことを一つ一つ積み重ねていくことが、人間力というものに繋がっていくのだと信じて「きれいごとを堂々と言える」社風は、当社の特徴ではないかと思います。

自分たちが会社を創っているんだと実感しながら仕事ができる。それが幸せです。自分ができることを最大限に成長させて、役に立てる事をどんどん拡げていくことで、「経営に携われるようになりたい」と思っています。

これまでの30年で培われたシノケングループの信頼とグループシナジーに加え、新たな価値の創造を実現するための一員として、これからの社会課題の解決につながるという強い想いを持って、進んでいきたいと思っています。

※所属表記・記事の内容は、取材当時のものです。