安心の不動産投資を支える、
“保険”という絆。

D.N
シノケンオフィスサービス
財務経理部 経理課 課長代理
2009年新卒入社

福岡県の専門学校を卒業後、2009年4月にシノケングループの財務部経理課に入社。2013年8月にジック少額短期保険に出向となり、シノケングループが少額短期保険業に参入する立役者となった。経理財務から保険商品開発へ。全く新しい分野でのチャレンジでゼロから新しい保険商品の開発に取り組んだ。畑違いの分野に飛び込み、実績を上げ、事業を軌道に乗せた背景には、自身の弛まぬ努力があった。

入社4年目で、新規事業立ち上げに携わる、責任と使命。
入社4年目で、新規事業立ち上げに携わる、責任と使命。

入社4年目で、新規事業立ち上げに携わる、責任と使命。

現在私は、シノケンオフィスサービスの経理課にて、企業経営に関わる経理業務全般と、以前出向していたジック少額短期保険との橋渡し役を担当しています。ジック少額短期保険とは、2013年9月にシノケングループがM&Aにより子会社化した保険会社で、当時私はその立ち上げ役として、出向していました。この出来事は、私のキャリアにおいて、とても貴重な経験でしたので、今回は当時のことを中心にお話ししたいと思います。
私が立ち上げ役として出向するにあたって、2つのミッションがありました。ひとつは、シノケングループに少額短期保険業のノウハウを継承すること。もうひとつは、ジック少額短期保険を上場会社の子会社として、相応しい会社へと導くこと。この2つのミッションを遂行するために、営業、管理、事務、業務企画、損害調査など、ほぼすべての業務に携わりました。経理財務として入社した私にとって、何もかもが初めての経験で、何をするにしても『ゼロ(0)をイチ(1)』にすることの大変さを改めて痛感しました。出向中は、親会社と子会社の架け橋になることを心がけていましたが、結果的には板挟みになってしまうことも多々ありました。しかし、シノケングループの新たな事業展開に携わる責任、保険新商品を開発する使命など、未知のステージに挑戦する機会が多く、その都度考え、苦労することで、自分自身の大きな成長に繋がったと感じています。

来たる高齢化社会に向けて、みなが安心できる保険を提供したい。
来たる高齢化社会に向けて、みなが安心できる保険を提供したい。

来たる高齢化社会に向けて、みなが安心できる保険を提供したい。

ジック少額短期保険では、変化する社会ニーズに応じた保険商品を次々と生み出しています。たとえば、『賃貸住宅生活者総合保険(生活安心総合保険)』は、賃貸住宅入居者様向けのリスク選択型家財保険です。3つの基本補償プランに加え、賃貸人(オーナー様や賃貸管理者)を被保険者として保険請求を行える日本初の『孤立死原状回復費用保険』や『ストーカー対策費用保険』など、5つの特約から構成され、賃貸住宅や入居者様により異なるさまざまなリスクに応じた補償プランと特約を選択することができます。
なかでも、『孤立死原状回復費用保険』は、深刻化する高齢者の孤立死を背景に、ジック少額短期保険がオリジナルで開発した新しい保険商品です。不幸にして死亡事故が発生してしまった賃貸住宅では、その後、空室・家賃値引きなどによる家賃収入の損失や各種費用負担が重く、また、ローン返済中のオーナー様にとっては、賃貸経営上の大きなリスクが予想されます。物件のオーナー様が、『孤立死原状回復費用保険』の新サービスの適用を受けることで、これらのリスクが回避できるようになり「安心してお部屋を貸すことができる」というメリットが生まれています。
また、『孤立死原状回復費用保険』があることで、一人暮らしの高齢者様も安心して、気兼ねなく入居しやすくなったという声を聞いています。そのほか、単身者・高齢者問わず、万一のエンディングサポートという面からも、オーナー様だけでなく、入居者様からもご好評を得ています。借りる人にも、貸す人にも安心の保険を提供する。それが、ジック少額短期保険の役割です。

グループシナジーを活かし、より強固な組織をつくる。
グループシナジーを活かし、より強固な組織をつくる。

グループシナジーを活かし、より強固な組織をつくる。

高齢化社会が急速に進行するなかで、賃貸住宅に入居する高齢者単身世帯が急増することは避けられません。孤立死の場合、保険金を請求できるのは従来では孤立死した被保険者の法定相続人に限定されていましたが、『孤立死原状回復費用保険』では賃貸オーナーや賃貸管理者が保険金請求することが可能になります。これまでに前例のない補償内容だったので、商品開発から監督官庁の許可を得て、発売するまでに1年以上かかりました。地道なデータ収集と幾度となく行った折衝が、実を結び、この保険が誕生しました。
いま振り返ってみると、ジック少額短期保険で1番苦労したことは、信頼を得ることでした。保険業界という全く畑違いの分野に飛び込み、ゼロから実績を上げるためには、一緒に立ち上げに取り組む仲間同士の信頼関係が必要。当初は、M&Aをした会社とのモチベーションの違い、ベクトルの違いに戸惑いましたが、まずは保険業界の専門用語の理解に努め、分からないことがあれば、その都度辞書を引くというような、基礎固めを続けることで、少しずつではありますが、同じ目線で話せるようになり、徐々にお互いの信頼が得られたような気がします。約2年半後、シノケンオフィスサービスの経理課に帰任しました。帰任後は、連結決算に従事するなど裁量権も大きくなったことにより、やりがいを感じる事も多く、グループ企業すべての財政状態や経営成績が正確に伝わる事を目標に日々業務にあたっています。また、将来、会社の運営を担っていく立場として、当時の経験から学んだ「シノケングループの理念や思い」を、後の世代に伝えていきたいと思っています。
シノケングループは、今後も、各社がグループシナジーを活かしながらも切磋琢磨し、いまよりももっと速いスピードで成長を遂げていくことでしょう。そのスピードに遅れることなく、さらに私自身も成長し、シノケングループの成長に貢献することが、現在の私の目標です。

※所属表記・記事の内容は、取材当時のものです。